舌を鍛えると長生きできる!

2018-07-04

舌を鍛えると長生きできる!
舌を鍛えると長生きできる!PHP研究所から2018年7月2日に 「舌を鍛えると長生きできる!」 という本が出版されました。
著者はオーラルフレイルの専門医として、臨床のかたわら研究も行い、講演も多数行っている東京都健康長寿医療センターの平野浩彦先生です。
本書のはじめには次のようなことが書かれています。

「近年の研究で、クチの力が強い人ほど健康寿命は長くなり、他方、クチの力が弱い人ほど要介護状態になりやすく、死亡率も高いことがわかってきました。
この危険な老化が進んで、心身の機能や活力が衰え、虚弱になった状態をフレイルと呼びます。2018年現在、国内の高齢者の少なくとも250万人が該当するとみられています。
私は、高齢者を対象にした歯科医として1990年から約20万人の患者さんを治療し、あわせてフレイルの予防と回復に取り組んできました。
クチのかわき、食べたときのむせや飲み込みにくさ、滑舌の悪さ・・・・。



舌を鍛えると長生きできる!一見、クチの中だけの間題と思えるこれらが、実はのちのち大きな病気につながり、身体全体を弱らせ、やがて死期を早めてしまったケースをしばしば目にしてきました。
また、ほとんどの患者さんが歯の治療をと来院されますが、クチの中を拝見すると、歯そのものでなく、クチの機能、とくに「舌」の力が衰えている方が目立ちます。
最近、よくオーラルフレイルという言葉を聞くと思います。クチの虚弱という意味の造語で、まさに、クチの機能の弱まりが、やがては要介護や、ときに死にも結び付くのだという事実を表しています。
また、2018年に口腔機能低下症という病名が認定されました。我々、歯科医は従来、主に虫歯や歯槽膿漏の治療を行ってきましたが、これからは、歯や歯茎だけでなくクチの機能全体を診療し、みなさんに快適な生活と健康で長生きする方法をお伝えする役割を担っていきます。
なかでも、みなさんに注目していただきたいのは舌です。全体が筋肉でできている舌を鍛えることが、クチの機能をよみがえらせ、長生きするためのキモになると思っています。
本書では舌を鍛えてクチの力をよみがえらせる方法をお伝えします」

散歩で脚を鍛えるように舌も筋トレ。オーラルフレイルとは、人生100年時代を乗り切るお口の健康新常識です。

配信 Willmake143

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