8月, 2020年

マスクでこすれ炎症

2020-08-06

マスクでこすれ炎症
マスクでこすれ炎症2020年7月15日付の日経新聞は、新型コロナウイルスの感染予防で手指消毒やマスク着用が広がるなか、肌荒れに悩む人が増えていると報じていました。
「例年、春になって暖かくなれば肌荒れの患者数は減るはずなのに今年はむしろ増えている」と代々木上原皮膚科クリニックの竹尾干景院長は違和感を口にしています。


マスクでこすれ炎症顔周りの肌トラブルも含めて患者の話から浮かぶのは、マスクの頻繁な着用によって肌がこすれたり、手洗いや消毒回数が増えたりすることによるコロナの感染予防に伴う肌荒れだそうです。
コロナを含む感染症の対策では、一人ひとりのマスク着用を含むせきエチケットや手洗いが基本とされています。

厚生労働省などによると、手や指に付着しているウイルスの数は、流水による15秒の手洗いで1/100に、せっけんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせるといいます。
手洗いがすぐにできない状況ではアルコール消毒液が有効とされ、街中のいたるところに設置されるようになってきました。ただ、手洗いや消毒液で皮膚の油分も取り除かれると、肌荒れの要因になります。
感染対策が長引くなか、肌荒れを防ぐにはどうすればいいのか。手荒れ対策には、手洗いや消毒の回数は減らしにくいので、

   1.夏場でも乾燥を感じる前に予防的にハンドクリームで保湿する 
   2.外出しない日の家での手洗いは、せっけんなどを使わず流水のみとする
   3.グリセリンやヒアルロン酸など保湿剤入りのアルコール消毒液を使う

ということです。また、水がしみたり、かゆみがあったりする場合は専門医を受診して下さい。

配信 Willmake143

おいしい水出し緑茶

2020-08-06

おいしい水出し緑茶
おいしい水出し緑茶暑くなるこの時期、氷が浮かぶ冷たい緑茶で涼を感じてみてはいかがですかという記事を2020年7月11日付の朝日新聞が載せていました。

緑茶の味は、主にカテキンの渋み、カフェインの苦み、アミノ酸の甘みやうまみの割合で決まります。
カフェインや、カテキンのうち苦みや渋みが強い「エピガロカテキンガレート(EGCG)」は熱い湯でいれると多く溶け出しますが、低温では浸出量が抑えられます。一方、アミノ酸は低温でも溶け出しやすいため、冷たい水でいれるとアミノ酸の比率が高くなり、苦みや渋みが少ない、甘みが感じられるお茶になるそうです。

茶の成分に詳しい農研機構果樹茶業研究部門の物部真奈美さんは「甘みを引き出すには、温度が低ければ低い方がいい。水出しはごくごく飲めて、熱中症予防にもおすすめです」と話しています。
さらに、物部さんによると、水出し緑茶ならではのメリットもあるといいます。


おいしい水出し緑茶これまでの研究で、茶のアミノ酸の成分「テアニン」にはストレスを軽減する効果があることが明らかになっているのです。

また、カテキンの一種で渋みの少ない「エピガロカテキン(EGC)」は低温でも浸出され、免疫細胞を活性化する作用があることが、物部さんらの研究で見つかったそうです。

ところが、お湯でいれたお茶に多く含まれるカフェインや渋みの強いカテキンが、これらのうれしい効果を弱めてしまうという研究もあるので、「水出しにすれば、カフェインなどによって抑えられていたストレス軽減や免疫細胞を活性化する作用が得られる可能性がある。熱で壊れやすいビタミンCも、水出しならしっかりとれる」と物部さんは語っています。

配信 Willmake143

ウィルス対策としての口腔ケア

2020-08-06

ウィルス対策としての口腔ケア
ウィルス対策としての口腔ケア「口腔ケアとウイルスの感染や重症化には、深い関係があることがわかっている」と朝日新聞 Weekly AERA 2020年7月13日号が伝えていました。
ウィズコロナの時代、口腔ケアを怠ることは単なる口の汚れ以上のリスクが伴います。口のなかが汚れると、感染症にかかったり重症化したりするリスクが上昇することがわかってきたからです。

なぜ、口のなかが汚いとウィルスに感染しやすくなるのか?

神奈川歯科大学副学長の槻木恵一教授は「通常なら、唾液中にある免疫物質がウィルスを取り囲み、粘膜内に侵入しないようにブロックします。そして唾液の自浄作用によって洗い出されます。しかし口腔内に歯周病菌などの病原菌があると、ウイルスの侵入を手助けする「プロテアーゼ」という酵素が出てウイルスが活性化してしまい、感染リスクを高めてしまうのです」と解説しています。


ウィルス対策としての口腔ケアウイルスは口腔内に入るとたんぱく質の受容体と結合しますが、新型コロナを受け入れる受容体とプロテアーゼが、歯肉や舌の上で、混在していることがわかったそうです。
セットで同じ場所にあったということで、7月上旬、槻木教授は、口腔内から新型コロナに感染するリスクがあるという論文を発表しました。

唾液中にある歯周病菌が、ウイルス性感染症の重症化リスクを高めることもわかっていると鶴見大学歯学部の花田信弘教授は話しています。

ではどうすればいいのか。槻木教授は「唾液力」に注目しています。
唾液には自浄作用がありますが、唾液の量は加齢と共に滅少します。唾液の量は食事中によく噛むなど、生活習慣で増やすことができます。
さらに、唾液の分泌量を増やすマッサージも効果的です。「耳下腺、顎下腺、舌下腺と呼ばれる三つの唾液腺を刺激するとよいでしょう。唾液中のlgA(免疫グロブリンA)という抗菌物質が、幅広い病原体に反応して防御することがわかっており、新型コロナの感染予防に有効である可能性があります」と槻木教授は語っていました。

配信 Willmake143

抗酸化力 高めよう

2020-08-06

抗酸化力 高めよう
抗酸化力 高めよう老化や病気の一因として知られる「酸化」。体内で発生する活性酸素が引き起こす、いわば体のサビつきです。
若々しさや健康を保つためには、抗酸化力を高める必要があります。酸化の仕組みと対処法の記事が2020年7月11日付の日経新聞に載っていました。

金属は空気中の酸素に触れていると、やがて赤茶色にサビてしまいます。この酸化という現象が、実は体の中でも起こっているそうです。
呼吸によって取り込んだ酸素は、食事でとった栄養素を燃やし、エネルギーを作り出すために使われます。この過程で、取り込んだ酸素の一部が活性酸素という強い酸化作用のある化合物に変わるのです。
活性酸素は体内に侵入した細菌やウイルスなどの攻撃から体を守る働きをしていますが、酸化力が非常に強いため、増えすぎると正常な細胞まで攻撃してしまうそうです。
若い頃は、体内の抗酸化力によって、活性酸素の量が一定に保たれています。ところが中高年になるにつれ、抗酸化物質が減っていくのです。


抗酸化力 高めよう「活性酸素過多になって、抗酸化力と活性酸素のバランスが崩れた状態を『酸化ストレス』と呼ぶ」と岐阜大学抗酸化研究部門特任教授の犬房春彦先生が解説していました。
酸化ストレスが続くと、全身の細胞が傷つき、シミやシワが増える、視力が落ちる、骨がもろくなるなど、体のあちこちで老化が進むことがわかっています。
老化だけではありません。動脈硬化、糖尿病、認知症、心臓病、がんなど深刻な病気とも深い関係があります。


抗酸化力 高めよう病気になることで酸化ストレスが増幅し、さらに病気が進行する悪循環に陥るので、これを抑えることは、多くの病気の予防・治療につながるということです。
では加齢で衰えた抗酸化力を高めるには何をすべきか。愛知学院大学心身科学部特任教授の大沢俊彦氏は「ビタミン、カロテノイド、ポリフェノールといった抗酸化成分が豊冨に含まれる食品を積極的にとってほしい」と助言しています。

食事や生活習慣に気を配る抗酸化生活を今すぐ始めてはいかがですか。

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新聞紙体操

2020-08-06

新聞紙体操
新聞紙体操私たちの曰常生活では、手のひらや手の指に比べ、足裏から脳に伝わる感覚情報が極端に少ないそうです。
手を働かす筋肉は27種類ありますが、足首や足の指を働かす筋肉も22種類と、相当多いのです。
しかし、手は巧妙な動きができるのに対し、足は立つ、歩く、走るといった単純な動きにとどまっています。

脳の運動神経細胞は、手や足から伝わる感覚情報を基に、筋肉に働くよう指令を出しています。
ところが、現代人は靴や靴下をはくことが増え、足裏の感覚が鈍りがちです。脳に届く情報も少なくなり、足の筋肉を担当する脳の運動神経細胞は指令を出す機会が減り、衰えていきます。
そんな足をよみがえらせるには足の指先で新聞紙を動かす「ジリジリ足指たぐり運動」がぴったりだと2020年7月5日付の毎日新聞が紹介していました。

解説しているのは元東京都老人医療センター病院長の林泰史先生です。
足を支える筋肉を細かく動かすことで、多くの情報が脳に伝わり、運動神経細胞が活発になります。歩いていてつまずいた時にも、とっさに足の筋肉を総動員してしっかりと踏ん張り、転倒を防ぐことができるようになります。
それだけでなく、脳が活性化し、物覚えを良くしたり思考力を向上させたりすることにもつながるそうです。
最近のリハビリテーション医学では、手足の運動訓練によって運動神経細胞の働きが活発になり、その数も増えることが脳画像検査で確認されています。
こうした目的のリハビリ訓練は「ニューロ・リハビリテーション」と呼ばれ、重要視されています。「体に良い」として昔から好まれている青竹踏みも、同様の仕組みだと新聞には書いてありました。


新聞紙体操

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