歯のケアで認知症予防

2019-08-24

歯のケアで認知症予防
歯のケアで認知症予防2019年6月1日に創刊した新雑誌「わたし時間」は、「歳を重ねても元気に自分らしく生きていきたい!健康寿命を延ばしたい!」と願う人に向けた、心身の健康をサポートする雑誌です。

家庭画報が提供しています。いつまでも元気に自分らしく生きていきたい!健康寿命を延ばしたい!と願いながら、そのために何をしたらいいのか情報が多すぎて迷ってしまうことも。
そこで健康に過ごすためのちょっとしたコツ、日々の暮らしの中でできることをわかりやすくお伝えしたい。そんな思いでこの雑誌を創刊したそうです。

同誌2019年9・10月号の特集は「歯のケアで認知症予防」です。特集記事の中で神奈川歯科大学大学院教授の山本龍生先生は、「近年、口のなかの健康状態が、認知症になるかどうかを左右するという研究結果が、国内外で発表されるようになりました」と述べています。
山本先生が行った追跡調査による研究では「歯が20本以上ある人が認知症になるリスクを1とすると、歯がほとんどなく、義歯(入れ歯)を使つていない人は、約2倍も認知症になりやすい」という結果が出ています。
「歯を失うことがなぜ認知症のリスク増大につながるのか」について特集記事にはこう書かれています。


歯のケアで認知症予防「ひとつは、堅いものを食べなくなり、栄養不良になることの影響が考えられます。歯を失って噛めない状態になると、生野菜などの堅いものを食べなくなります。
すると栄養学的に認知症予防に役立つといわれているビタミンCやビタミンEをはじめ、健康維持に必要なさまざまな栄養素が不足しやすくなります。

もうひとつは、柔らかいものばかりを食べ、噛む回数が減ることの影響です。
噛むことによって、歯の根の周りなどにある神経から、脳の記憶を司る細胞に刺激が伝わるしくみがあります。
歯を失うと、その刺激が減り、記憶力などの脳の機能が低下することが考えられます」。

山本先生は「重要なのは、『年をとつたら。歯がなくなるのはしかたがない』と思い込まないことです。
歯を失うのは老化現象ではありません。日頃の努力次第で、高齢になっても歯を残すことはできるのです。それが認知症のリスク低減にも役立ちます」とも述べています。まずは、歯と認知症の関係をよく知つたうえで、認知症を防ぐ歯のケアを始めましょう。

配信 Willmake143

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