窒息 一刻を争う異物除去

2019-11-16

窒息 一刻を争う異物除去
窒息 一刻を争う異物除去食べ物などをのどに詰まらせて窒息して亡くなる人は年間9千人を超えるそうです。
息が止まれぱ一刻を争い、心肺蘇生と同じように、救命には、のどに詰まった異物をいかに早く取り除けるかが重要になると2019年11月13日の朝日新聞が伝えていました。


窒息 一刻を争う異物除去年をとると、かむ力やのみ込む力が衰えて食べ物をのどに詰まらせるリスクが高まります。

曰本医科大病院など8施設のデータによると、気道が塞がっている状態が5分以内では死亡は6%。6〜10分だと死亡または意識が戻らない状態が、合わせて42%に上っているそうです。
救急隊の現場到着時間は2017年で平均8.6分。10年前より1分36秒延びています。救急隊の到着を待っていては、助けられないケースもあります。
日本医科大学高度救命救急センターの五十嵐豊助教(救急医学)らが、08〜14年に同センターに運ばれた食べ物による窒息患者155人を調べたところ、救急隊の到着前に詰まった気道が再び通っていれば、7割が重い障害を残さずに回復していたそうです。
五十嵐助教は「死亡や重い障害を防ぐには、周りの人の積極的な助けが重要だ」と指摘しています。

異物による窒息は、乳幼児でも起きています。
曰本小児呼吸器学会のグループが昨年、15歳以下の子どもを対象にした全国調査結果の論文を発表しました。
事故時に患者がとっていた行動は、食べ物を口に入れた状態でふざける、むせる、転ぶという回答が目立ったそうです。
気道に入った食べ物は、ピーナツ(40%)が最多で、節分の豆を含む枝豆・豆類(25%)、アーモンド・ナッツ(11%)が続いています。
調査グループの今井丈英・山口小児クリニック院長は「ひやりとした場面を経験している家族の人は少なくない。どのような食事や行動が事故につながりやすいか、リスクを知ることが予防には大切だ」と話していました。

配信 Willmake143

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