薬が作る認知症にご用心

2021-01-09

薬が作る認知症にご用心
薬が作る認知症にご用心週刊文春2021年1月14日号に載った記事、「薬がつくる認知症にご用心!」は、「一日数種の薬を飲むウチの親、最近どうも様子が変だ。医師に診せたら抗認知症薬を処方された。これで一安心。
だが待ってほしい。その「多剤併用」が、逆に認知症への道を開いてしまうこともあるのだ。
本当に必要な薬はどれなのか。まずはそれを見極めよう」という文章で始まっていました。

認知症の一番の原因は「加齢」です。長生きすればするほど脳も老化し、認知症になりやすくなります。
また、糖尿病や高血圧といった生活習慣病や運動不足、偏った食生活、喫煙習慣、さらには孤独、難聴なども認知症発症のリスクを高めることがわかっています。
だが、これらの要因以外に見逃されている大きな問題があるのです。

それは、「薬が作り出す認知症」。いってみれぱ「薬害認知症」です。多くの薬害による認知症患者を診察してきた、長尾クリニック(兵庫県)院長の長尾和宏医師はこう語っています。

「高齢になると、糖尿病薬や高血圧の薬をはじめ、痛み止め、胃薬、頻尿の薬、睡眠薬など様々な種類の薬を飲んでいる人が多くなります。
こうした多剤併用(ポリファーマシー)によって認知機能が低下しているケースは非常に多くあります。
さらに、多剤併用による認知機能低下を認知症と誤診してしまい、加えて抗認知症薬を服用させることで、急激に症状を悪化させたり、そのまま本当に認知症を発症させてしまうこともあるのです」。

高齢者に、ボーッとしている時間が長くなった、あるいは逆に最近話を聞いてくれない、頑固で怒りっぽくなった、という場面が増えたなら、家族は飲んでいる薬をチェックする必要があるようです。
そして、多剤併用がないか、抗認知症薬は本当に必要な薬なのか。ぜひ一度、家族で話し合てほしいと書いてありました。


薬が作る認知症にご用心

配信 Willmake143

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