人生100年時代の資産延命

2021-11-24

人生100年時代の資産延命人生100年時代では、自立した生活を送れる期間を指す「健康寿命」に加え、「資産寿命」にも注目が集まっています。
資産が尽きるまでの期間のことです。長生きの結果、資産寿命が先に終わりを迎えては大変なことになります。
資産の「延命」をどうするかについての記事が2021年11月23日の読売新聞に載っていました。



人生100年時代の資産延命超高齢社会を楽しく過ごしていくには、健康であると同時に、お金の心配がないことも大事です。
そこで、長生きしても老後資金が枯渇しないようにと、「資産寿命」を把握し、それを延ばすことへの関心が高まっているのです。

退職後の生活費を、フィンウェル研究所代表の野尻哲史さんは勤労収入、年金収入、資産収入の三つで賄うと説明しています。
資産収入とは、現役時代からつくってきた資産を引き出して老後の生活費に回すことを指します。
給料や年金だけでは生活費が足りず、資産収入をつぎ込んでいけば、いずれゼロになる。これが資産寿命が尽きた状態です。


人生100年時代の資産延命まずは年金や資産がいくらあるか、生活費がいくらかかるかを把握します。
その上で、人生100年時代に合わせ、100歳まで生きる想定で資産寿命が持つかを計算しましょう。
持たないなら、収入を増やすか生活費を減らして延命させる必要があります。収入増としては、長く働き続けることが効果的です。

もう一つは資産運用。リスクがありますが、投資先の分散などをすれば、資産が減っていくスピードを抑えることが可能になるかもしれません。

日本人の個人金融資産と、個人が保有する土地などの資産の合計は3000兆円以上あり、その6割超は60歳以上が保有しているとみられます。
老後が心配だからと、多くの高齢者がお金を使わない生活を送れば、日本の消費は低迷します。
自分にも世の中にもメリットがある暮らしを続けるために、資産寿命についてよく考えてみてください。

配信 Willmake143

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