鼻うがい

2022-04-07

鼻うがい日経ヘルス2022年春号は鼻うがいについての記事を載せていました。

上咽頭は左右の鼻から吸った空気が合流する場所。鼻の奥、喉の上部に位置するため、口を開けても見ることはできません。
上咽頭の表面は繊毛上皮で覆われ、空気中のウイルスや細菌などの異物を捉えて体外へ押し流す粘液を分泌しています。
さらに、繊毛上皮には免疫細胞と呼ばれるリンパ球が多数存在し、異物の侵入を防いでいるそうです。
自律神経や免疫とも密接なかかわりがある上咽頭は、健康の土台を担う場所ですが、上咽頭は炎症が起こりやすい部位だけに、炎症の悪化を防ぎ、慢性化しないようにすることが大切です。

「『温める』『洗う』のセルフケアが有効だということです。「洗う」ケアには、上咽頭をピンポイントで洗浄する「上咽頭洗い」と、上咽頭を含めた鼻腔全体を洗う「鼻うがい」の2つがあります。



鼻うがいいずれも洗浄液は水ではなく、人肌の温度に温めた生理食塩水で行うのがポイントです。水は浸透圧が低いため、鼻に入れるとツーンとした刺激や痛みをもたらすことがあるからです。
生理食塩水には、ウイルスの増殖を抑える効果が確認されています。
一定の濃度の生理食塩水が細胞に浸透すると、ナトリウムの作用によって次亜塩素酸を生成。また細胞内に浸透したナトリウムを細胞外に排出するために、ウイルスの複製に必要なエネルギーとなるATP(アデノシン三リン酸)が使われて枯渇することで、ウイルス増殖の抑制につながります。
洗浄用ボトルは市販のものを利用すると簡便です。


鼻うがい

配信 Willmake143

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