ビタミンD不足

2022-11-21

ビタミンD不足ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し「骨をつくるビタミン」として知られています。
ビタミンDがないとカルシウムを吸収できないので、いくらカルシウムをとっても骨が強くなりません。そのため骨折や骨粗しょう症のリスクが高くなります。


ビタミンD不足ビタミンDの作用はそれだけではなく、最近は風邪やインフルエンザなど、感染症の予防効果が注目されてきたと2022年11月19日の日経新聞が報じています。
ビタミンに詳しい満尾クリニック(東京・渋谷)の満尾正院長は「ビタミンDの値が低い人はコロナにかかりやすく、重症化しやすいことが確認されている」といっています。欧州20カ国で新型コロナウイルスの感染者を調べたところ、ビタミンDの血中濃度が低いと重症化しやすく、死亡率が高くなっていたと記事には書いてありました。

最近の日本人はビタミンD不足が問題になっています。2013年に報告された大規模調査では、実に81.3%もの人がビタミンD不足でした。
ビタミンDは魚に多く含まれ、皮膚に紫外線が当たることでも合成されます。


ビタミンD不足現代人はあまり魚を食べず、日光にも当たらなくなったせいかもしれません。とりわけ出産を控えた若い女性のD不足は深刻だそうです。
「昔に比べて母乳のビタミンD濃度が低くなっており、くる病の子どもも増えている」と田中教授は言っています。
ここに来て厚生労働省もビタミンDを重視するようになり、「曰本人の食事摂取基準」では2020年版から5.5マイクログラム(1マイクログラムは100万分の1グラム)だった大人1日の目安量を8.5マイクログラムに上げました。


ビタミンD不足ビタミンDが突出して多い食品は魚です。サケ、マグロ、イワシ、ニシンなど、脂が乗った大きな魚に多く含まれています。

紫外線の強い夏、例えば7月下旬の関東地方なら10分ほど顔と両手に日光を浴びるだけで10マイクログラムのビタミンDがつくられます。
今の季節だと1時間必要になりますが、30分でも5マイクログラムできます。ビタミンDをつくるため、ある程度は日光に当たることも心がけて下さいと記事には書いてありました。

配信 Willmake143

Copyright(c)2010 FUJITA DENTAL CLINIC All Rights Reserved.